19.専門研修プログラム管理委員会
基幹施設である小豆沢病院総合診療科には、専門研修プログラム管理委員会と、専門研修プログラム統括責任者を置きます。専門研修プログラム管理委員会は、統轄責任者、指導医および事務局の代表者、専門研修連携施設の研修責任者、関連職種の管理者で構成されます。本研修PGの改善へ向けての会議には専門医取得直後の若手医師代表が加わります。専門研修プログラム管理委員会は、専攻医および専門研修プログラム全般の管理と、専門研修プログラムの継続的改良を行ないます。専門研修プログラム統括責任者は一定の基準を満たしており、プログラム全体の管理・運営や専攻医の採用・修了に最終責任を負い、専攻医の資質を証明する書面を発行します。
基幹施設の役割
基幹施設は連携施設とともに施設群を形成し、統轄責任者の時間的・経済的な保障(管理・教育業務への十分な配慮)を行ない、専門研修や各診療科研修の確保、全体のプログラム管理を手助けするとともに総合診療専門研修プログラム管理委員会を開催し、専攻医の研修の修了判定(総括的評価)などを行ないます。
総合診療科専門研修プログラム管理委員会の役割と権限
- ・専門研修を開始した専攻医の把握と日本専門医機構の専攻医の登録
- ・専攻医ごとの、研修手帳および経験省察研修録の内容確認と、今後の専門研修の進め方についての検討
- ・研修手帳および経験省察研修録に記載された研修記録、総括的評価にもとづく専門医認定申請のための修了判定
- ・各専門研修施設の前年度診療実績、施設状況、指導医数、現在の専攻医数にもとづく次年度の専攻医受け入れ数の決定
- ・専門研修施設の評価にもとづく状況把握、指導の必要性の決定
- ・専門研修プログラムに対する評価にもとづく専門研修プログラム改良に向けた検討
- ・サイトビジットの結果報告と専門研修プログラム改良に向けた検討
- ・専門研修プログラム更新に向けた審議
- ・翌年度の専門研修プログラム応募者の採否決定
- ・各専門研修施設の指導報告
- ・専門研修プログラム自体に関する評価と改良について日本専門医機構への報告内容についての審議
- ・専門研修プログラム連絡協議会の結果報告
副統括責任者
プログラムで受け入れる専攻医が専門研修施設群全体で20名をこえる場合、副統括責任者を置き、副統括責任者は統括責任者を補佐しますが、本研修PGではその見込みがないため設置していません。
連携施設での委員会組織
総合診療専門研修においては、連携施設における各科で個別に委員会を設置するのではなく、専門研修基幹施設で開催される専門研修プログラム管理委員会に専門研修連携施設の各科の指導責任者も出席する形で、連携施設における研修の管理を行ないます。