14.専門研修プログラムの改善方法とサイトビジットについて
本研修PGでは専攻医からのフィードバックを重視してプログラムの改善を行なうこととしています。
1)専攻医による指導医および本研修PGに対する評価
専攻医は、各研修施設のローテート期間の中間もしくは終了時に指導医、専攻医指導施設、本研修PGに対する評価を行ないます。また、指導医も専攻医指導施設、本研修PGに対する評価を行ないます。専攻医や指導医等からの評価は、総合診療専門研修プログラム管理委員会に提出され、総合診療専門研修プログラム管理委員会は本研修PGの改善に役立てます。このようなフィードバックによって本研修PGをより良いものに改善していきます。
なお、こうした評価内容は記録され、その内容によって専攻医に対する不利益が生じることはありません。
総合診療専門研修プログラム管理委員会は、必要と判断した場合、専攻医指導施設の実地調査および指導を行います。評価にもとづいて何をどのように改善したかを記録し、毎年3月31日までに日本専門医機構に報告します。
また、専攻医が日本専門医機構に対して直接、指導医やプログラムの問題について報告し改善を促すこともできます。
2)研修に対する監査(サイトビジット等)・調査への対応
本研修PGに対して日本専門医機構からサイトビジット(現地調査)が行なわれます。その評価にもとづいて総合診療専門研修プログラム管理委員会で本研修PGの改良を行ないます。本研修PG更新の際には、サイトビジットによる評価の結果と改良の方策について日本専門医機構に報告します。
また、同時に、総合診療専門研修プログラムの継続的改良を目的としたピアレビューとして、総合診療領域の複数のプログラムの統括責任者が、他の研修プログラムを訪問し観察・評価するサイトビジットを実施します。その際には専攻医に対する聞き取り調査なども行なわれる予定です。