15.修了判定について
4年間の研修期間における研修記録にもとづいて、知識・技能・態度が専門医試験を受けるのにふさわしいものであるかどうか、症例経験数が日本専門医機構が要求する内容を満たしているものであるかどうかを、専門医認定申請年の5月末までにプログラムの統括責任者または専門研修連携施設担当者が専門研修プログラム管理委員会において評価し、プログラムの統括責任者が修了判定を行ないます。
その際、具体的には以下の4つの基準が評価されます。
- 1)研修期間を満了し、かつ認定された研修施設で総合診療専門研修ⅠおよびⅡ各6ヶ月以上・合計18ヶ月以上、内科研修12ヶ月以上、小児科研修3ヶ月以上、救急科研修3ヶ月以上を行なっていること。
- 2)専攻医自身による自己評価と省察の記録、作成した経験省察研修録を通じて、到達目標がカリキュラムに定められた基準に到達していること
- 3)研修手帳に記録された経験目標が全てカリキュラムに定められた基準に到達していること
- 4)研修期間中複数回実施される、医師・看護師・事務員等の多職種による360度評価(コミュニケーション、チームワーク、公益に資する職業規範)の結果も重視する。