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小豆沢病院 総合診療専門研修プログラム
日本専門医機構認定

7.施設群による研修プログラムおよび地域医療についての考え方

本研修PGの施設群は、小規模病院ながら東京都板橋区において60年にわたって都心部の地域医療を展開している小豆沢病院を基幹施設とし、小豆沢病院に隣接して在宅医療を専門に行なう附属診療所、より地域に深く根ざし外来・訪問診療・健康診断を展開しながら地域包括ケアの最前線の取り組みを行なっている診療所、埼玉・千葉の首都圏の地域において救急・急性期医療の中心的な役割を果たしている2つの中規模総合病院、、山梨県北杜市という「僻地」に位置づけられる地域にある診療所を連携施設にして施設群を構成しています。

専攻医はこれらの施設群をローテートすることにより、多様な地域と診療の場を経験しながら、それぞれ施設の特徴を生かした症例や技能を広く学び、多彩で偏りのない充実した研修を行なうことが可能となります。各施設でのローテート研修の構成は以下の通りです。

  • 総合診療専門研修は小規模病院・診療所における総合診療専門研修Ⅰと、総合病院の総合診療部門における総合診療専門研修Ⅱで構成されます。本研修PGでは小豆沢病院と隣接して訪問診療を専門に行なっている小豆沢病院附属本蓮沼診療所、練馬第一診療所、「僻地」にある武川診療所において総合診療専門研修Ⅰを24ヶ月、みさと健和病院・東葛病院の中から選択して総合診療専門研 修Ⅱを6ヶ月、合計で30ヶ月の研修を行ないます。
  • 必修領域別研修として、みさと健和病院・東葛病院から選択して内科12ヶ月、東葛病院の救急科 と小児科で各3ヶ月(計6ヶ月)の研修を行ないます。
  • その他の領域別の選択研修として、みさと健和病院にて外科・整形外科・泌尿器科・緩和ケア科、東葛病院にて外科・整形外科・産婦人科・泌尿器科・麻酔科・リハビリテーション科・精神科・緩和ケア科・病理診断科の研修を行なうことが可能です。
  • 「僻地」での1年間の研修期間を除いた3年間を通じて小豆沢病院・小豆沢病院附属本蓮沼診療所へのワンデーバックを位置づけ、外来診療と訪問診療を継続します。施設群における研修の順序・期間等については、個々の専攻医の希望と研修進捗状況、各研修施設の状況、地域の医療体制などを勘案して、本研修PG管理委員会が決定します。

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