週間スケジュール
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | |
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午前 | 病棟 | 一般外来 | 病棟 | 救急外来 | 一般外来 |
午後 | 病棟 救急待機 |
病棟 他職種カンファ |
訪問診療 | 病棟 総回診 |
病棟 救急待機 |
夜間 | CC 勉強会 | 宿直 |
◆平日宿直:3回/月、土日の日直・宿直:1回/月
・医師としての倫理観・人間性・社会性をもって包括的な診療が行えるように、以下に示す業務を外来・病棟・在宅などの様々な診療現場で実践する。
- (1)外来の業務では、総合内科の一般外来と2次救急に対応した救急外来にて、健康問題を抱えた地域住民が最初に訪れる第一線医療機関として「ことわらないで診る」ことを大切にした診療を行ない、患者の健康管理および急変時の包括的なプライマリ・ケアを実践する。
- (2)病棟の業務では、急性期に対応した一般病棟での診療を基本にしながら、必要に応じて地域包括ケア病棟や回復期リハビリテーション病棟での診療も行ない、患者急変時は初期対応に主眼をおき、専門性が必要な判断や治療が必要と考えられた場合には、然るべき診療科に速やかにコンサルテーションを行う。
- (3)入院患者の退院後も外来や訪問診療にて継続して主治医として関わり、地域の開業医や専門医療機関、介護・福祉の諸施設、地域住民や行政などとも連携しながら、一人ひとりの患者を「最期まで診る」ことにこだわった医療活動を行なう。
- (4)外来・病棟・在宅などのあらゆる場面で、他科診療科や看護師をはじめとする全ての医療スタッフとの連携を重視し、コーディネーター的役割を担う医師として業務を行なう。
- (5)常に患者中心の医療の実践を念頭におき、多職種協働によるチーム医療の推進に努める。
- (6)各種多職種カンファレンス、医療経営・管理カンファレンス、チーム医療カンファレンス、各種委員会へ積極的に参加し、チーム医療の実践に努める。
- (7)医療経営・管理カンファレンスにて、医療を取り巻く様々な課題や問題点についての議論を行い、病院運営の基本的な知識を習得する。
・多様な病態に対応できる幅広い知識や診断・治療を習得するために、以下に示す疾患・病態における診察・検査・治療・処置を経験する。
○当院で経験可能な疾患・病態
- (1)以下に示す一般的な症候に対し、臨床推論に基づく鑑別診断および、他の専門医へのコンサルテーションを含む初期対応を適切に実施し、問題解決に結びつける経験をする。
ショック | 急性中毒 | 意識障害 | 全身倦怠感 | 心肺停止 |
呼吸困難 | 身体機能の低下 | 不眠 | 食欲不振 | 体重減少・るいそう |
体重増加・肥満 | 浮腫 | リンパ節腫脹 | 発疹 | 黄疸 |
発熱 | 認知脳の障害 | 頭痛 | めまい | 失神 |
言語障害 | けいれん発作 | 視力障害・視野狭窄 | 目の充血 | 聴力障害・耳痛 |
鼻漏・鼻閉 | 鼻出血 | 嗄声 | 胸痛 | 動悸 |
咳・痰 | 咽頭痛 | 誤嚥 | 誤飲 | 嚥下困難 |
吐血・下血 | 嘔気・嘔吐 | 胸やけ | 腹痛 | 便通異常 |
肛門・会陰部痛 | 熱傷 | 外傷 | 褥瘡 | 背部痛 |
腰痛 | 関節痛 | 歩行障害 | 四肢のしびれ | 肉眼的血尿 |
排尿障害(尿失禁・排尿困難) | 乏尿・尿閉 | 多尿 | 不安 | |
気分の障害(うつ) |
- (2)以下に示す一般的な疾患・病態について、必要に応じて他の専門医・医療職と連携をとりながら、適切なマネジメントを経験する。
貧血 | 脳・脊髄血管障害 | 脳・脊髄外傷 | 脳変性疾患 | 脳炎・脊髄炎 |
一次性頭痛 | 湿疹・皮膚炎群 | 蕁麻疹 | 薬疹 | 皮膚感染症 |
骨折 | 脊柱障害 | 心不全 | 狭心症・心筋梗塞 | 不整脈 |
動脈疾患 | 静脈・リンパ管疾患 | 高血圧症 | 呼吸不全 | 呼吸器感染症 |
閉塞性・拘束性肺疾患 | 異常呼吸 | 胸膜・縦隔・横隔膜疾患 | ||
食道・胃・十二指腸疾患 | 小腸・大腸疾患 | 胆嚢・胆管疾患 | 肝疾患 | |
膵臓疾患 | 腹壁・腹膜疾患 | 腎不全 | 全身疾患による腎障害 | |
泌尿器科的腎・尿路疾患 | 妊婦・授乳婦・褥婦のケア | |||
女性生殖器およびその関連疾患 | 男性生殖器疾患 | 甲状腺疾患 | 糖代謝異常 | |
脂質異常症 | 蛋白および核酸代謝異常 | 角結膜炎 | 中耳炎 | |
急性・慢性副鼻腔炎 | アレルギー性鼻炎 | 認知症 | 依存症 | |
気分障害 | 身体表現性障害 | ストレス関連障害・心身症 | 不眠症 | |
ウイルス感染症 | 細菌感染症 | 膠原病とその合併症 | 中毒 | |
アナフィラキシー | 熱傷 | 小児ウイルス感染 | 小児細菌感染症 | 小児喘息 |
小児虐待の評価 | 高齢者総合機能評価 | 老年症候群 | 維持治療機の悪性腫瘍 | |
緩和ケア |
○当院で経験可能な診察・検査等
(1)身体診察
- ①成人患者への身体診察(直腸、前立腺、陰茎、精巣、鼠径、乳房、筋骨格系、神経系、皮膚を含む)
- ②高齢患者への高齢者機能評価を目的とした身体診察(歩行機能、転倒・骨折リスク評価など)や認知機能検査(HDS-R、MMSE など)
(2)検査
- ①各種の採血法(静脈血・動脈血)
- ②簡易機器による血液検査・簡易血糖測定・簡易凝固能検査、採尿法(導尿法を含む)
- ③注射法(皮内・皮下・筋肉・静脈注射・点滴・成人及び小児の静脈確保法、中心静脈確保法を含む)
- ④穿刺法(腰椎・膝関節・肩関節・胸腔・腹腔・骨髄を含む)
- ⑤単純X線検査(胸部・腹部・KUB・骨格系を中心に)
- ⑥心電図検査・ホルター心電図検査・負荷心電図検査
- ⑦超音波検査(腹部・表在・心臓)
- ⑧生体標本(喀痰、尿、腟分泌物、皮膚等)に対する顕微鏡的診断
- ⑨呼吸機能検査
- ⑩消化管内視鏡(上部、下部)
- ⑪造影検査(胃透視、注腸透視、DIP)
○当院で経験可能な治療手技や処置
(1)治療手技・小手術
簡単な切開・異物摘出・ドレナージ | 止血・縫合法及び閉鎖療法 |
簡単な脱臼の整復、包帯・副木・ギプス法 | 局所麻酔(手指のブロック注射を含む) |
トリガーポイント注射 | 関節注射(膝関節・肩関節等) |
静脈ルート確保および輸液管理(IVHを含む) | 経鼻胃管及び胃瘻カテーテルの挿入と管理 |
導尿及び尿道留置カテーテル・膀胱瘻カテーテルの留置及び交換 | |
褥瘡に対する被覆治療及びデブリードマン | 在宅酸素療法の導入と管理 |
人工呼吸器の導入と管理 | 輸血法(血液型・交差適合試験の判定を含む) |
各種ブロック注射(仙骨硬膜外ブロック・正中神経ブロック等) | |
小手術(局所麻酔下での簡単な切開・摘出・止血・縫合法滅菌・消毒法) | |
包帯・テーピング・副木・ギプス等による固定法 | 穿刺法(胸腔穿刺・腹腔穿刺・骨髄穿刺等) |
鼻出血の一時的止血 | 耳垢除去、外耳道異物除去 |
咽喉頭異物の除去(間接喉頭鏡、上部消化管内視鏡などを使用) |
○研修・セミナー
以下と関連のある講習会やセミナーへ参加し、適切な医療経営・管理能力を習得する。
・医療経営管理学、医療政策学、医療経営学、医療経済学、医療コミュニケーション学、医療保険法、医療財政学、地域医療に関するセミナー、リーダーシップ理論、マネジメント学、医療経営管理やチーム医療に関するセミナー