研修の評価方法
病院総合医が質の高い総合診療を誇りを持って行えるよう、その質を担保するために、日本病院会認定の「病院総合医育成プログラム基準」に沿った評価方法を用いて研修評価を行う。
- 1.病院総合指導医及び病院管理者が、病院総合専修医個別のチェックリスト及び到達目標で示す5つのスキルに関するレポートを確認・評価し、日本病院会の病院総合医認定委員会へ提出する。
- 2.日本病院会の病院総合医認定委員会は提出された評価内容について審査し、評価基準を満たしたと判断された場合は認定する。
- 3.審査の結果、達成度が不十分と判断された場合は、期間を延長して研修を行い、また必要があれば自院外での研修を行った後、再申請する。
病院総合専修医は、到達目標で示す5つのスキルそれぞれについて、次に示す内容に関するレポートを作成し、病院総合指導医及び病院管理者に提出する。
1.インテグレーションスキル
包括的診療の実践から学んだ知見と考察2.コンサルテーションスキル
適切なコンサルテーションの実践から学んだ知見と考察3.コーディネーションスキル
医療スタッフ間の調整者としての役割から学んだ知見と考察4.ファシリテーションスキル
多職種協働による患者中心のチーム医療活動の促進・実践から学んだ知見と考察5.マネジメントスキル
各種講習会・セミナーや自院の運営会議等から学んだ病院経営・管理に関する知見と考察