卒1緩和ケア研修をおこないました
こんにちは
小豆沢病院 看護学生室です。
昨日、東京で木枯らし1号が発表されました。
急に寒くなりましたが、みなさん体調を崩していませんか?
先日、入職1年目の新人ナースを対象に、緩和ケア認定看護師による「緩和ケア研修」がおこなわれました。
みなさんは、緩和ケアってどんなことをイメージしますか?
『ガン末期の痛みを和らげるために麻薬を使うこと』『ホスピス病棟で行われる看護のこと』…
小豆沢病院には緩和ケア病棟やホスピス病棟はありません。でも、最期を迎える患者さまはいらっしゃいます。
いろんな事例や講義を通じて『緩和ケア=ガンの終末期だけではない』『対象になる疾患もガンだけでなく心不全・肝硬変・腎不全など多岐にわたる』『緩和ケアは特別な病棟だけで行われることではなく、訪問看護も含め日々のケアで実践していくことができる看護である』ことを学びました。
続いて【エンゼルメイク専用のメイクセット】を使って実技研修
エンゼルメイクとは「お亡くなりになった患者様への化粧」のことで、以下の目的があります。
①肌の乾燥を防いで保護する
②血色を補い変色をカバーする
③生前のその人らしさを出す
普段私たちが使っている化粧品と違い油分の多い専用のファンデーションを調合して、その人の肌の色に近づけるのが難しかったです。
戸惑いながらも一生懸命お互いにメイクしあいました。
ケアされる患者様の気持ちに寄り添いながら旅立ちのお手伝いをする看護の奥深さを学びました。
入職して半年が経ち、すっかり看護師の顔になってきた卒1さんたちでした。
11月は、介護保険について学ぶ「在宅看護論研修」や「透析研修」。
そして年明けには「気になった患者さまのケースレポート」に取り組みます。
一生懸命がんばってまーす!
以上、卒1研修の報告でした。