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地域に根差して60年、リハビリテーション課は立ち上げて25年以上になります。
スタッフ数30名体制で亜急性期から回復期、訪問リハビリまで継続して患者様と向き合い続け、終末期まで同じ時間を共有することも増えています。
近隣に設備の整ったリハビリテーション病院が隣接するなか、高齢者を対象に徒手的な療法を用いて患者様に寄り添った治療を展開しています。
一人暮らしでも住み慣れた自宅で最期まで過ごすことを目指し、在宅をイメージした訓練の実施、自宅環境の整備を行っています。また、最後まで口から食べることにこだわり姿勢を工夫した方法での嚥下訓練を実施。ご家族思いを受け止めながら運動だけではない必要なサポートを継続しています。
回復期病棟患者様の平均年齢は85歳。脳血管疾患、運動器疾患の患者様に合わせ肺炎や内部疾患が起因の患者に対しても全身状態を考慮して、粘り強く治療を行います。
病歴や骨折歴が複数ある患者様も多く、入院前の生活状況をしっかり確認します。
また、人工透析を受けながらリハビリを行える数少ない病院として、遠方からの転院者も多く受け入れています。透析の前後での体調管理も含め、自力での通院が可能となるようサポートしています。
その中で、新たな介護サービスの導入、福祉用具の見直しなどを行いながら、法人内に限らず外との連携を密にはかっています。
当院は入職直後にすぐに担当患者を受け持ちません。3~4名で編成した先輩がチームを作り、指導を行います。まずは先輩の行っている評価・治療をじっくり見学。先輩が休みの日に訓練代行しながら実務経験を積んでいきます。
患者様を担当するのは5月の半ば仕事や新生活に慣れた頃、まずは1名からじっくり向き合って頂きます。
現在の学校カリキュラムでは個人の到達点に差があるため、個々の様子を確認しながら次の担当を受け持つかどうか、チームの先輩達と決めていきます。体調に管理ができているのかプライベートが充実しているか含め、定期的な面談を行い困っている点を解決していきます。
院内の勉強会はPT・OT・ST交えた班を作りで主体的に実施。講師を招いて聴くだけの勉強とならないよう、自分たち集めた資料や知識を踏まえて学んでいます。
各訪問看護ステーションに病院内から人員を派遣して訪問リハビリを展開しています。 介護保険制度が導入される以前から地域に密着した医療を行っており開始当初は診療所に出向し訪問を行っていました。訪問看護ステーションがある北区・練馬区へも出向いています。
また、法人内の老人保健施設、診療所小規模デイケアとのスタッフと日頃から相互に交流を行い、患者様の情報共有、それぞれの視点から患者様に必要なことを意見交換する場が確立されています。
子育て中の若い世代を応援しています。院内保育所はありませんが、育児休暇明けも短時間勤務制度を利用して働きながら子育てができる環境を提供しています。
人材育成の視点から、独身世代にはプライベートな時間が充実できるよう、連休制限を設けていません。有休の範囲内であれば長期連休をとり海外旅行、趣味の時間の充実をはかって頂いています。その他資格取得に向けての通学等、相談に応じます。