フィールドワークを行いました!
こんにちは!小豆沢病院 看護学生室です。
小豆沢病院では医学生室・看護学生室合同の「医系学生合同企画」を開催しています。
今年は8/4(金)に、「核廃絶と平和について学ぼう」というテーマでフィールドワークを行いました!医学生の奨学生2名、看護学生の奨学生4名の、計6名が参加しています。
だいぶ時間が経ってしまいましたが、その様子をご報告します。
医系学生合同企画は、将来健康文化会の職員になる奨学生同士が、部門を超えて交流し仲良くなれる場として、年に1~2回行っています。
また、奨学生ではなくても、医学生・看護学生や、医師・看護師を目指している高校生・予備校生・社会人の方も参加可能です。
興味がありましたら、ぜひお問い合わせください。
今回向かったのは、江東区夢の島にある「第五福竜丸展示館」です。
「第五福竜丸」は木製のマグロ漁船で、1954年、マーシャル諸島沖での操業中にアメリカの核水爆実験に遭遇しました。爆発で舞い上がったサンゴの灰を浴びたことで乗組員が被爆し、健康被害が発生しています。また、魚も放射性物質に汚染され、買い控えなど経済への影響も起き、社会的に広く波紋を起こしました。
若い世代はこのことを知らない方が多く、実際に参加した学生からも「こんな事件があったとは知らなかった」という声が上がりました。
ガイドの方の説明を聞いたあと、館内を自由に見学しました。
パネルの説明のほか、乗組員の方の手記や当時の新聞記事の報道、実際に使われたガイガーカウンター、降り注いだ「死の灰」の現物等、貴重な資料を見ることができました。
館内には本物の「第五福竜丸」がそのまま保存されており、甲板を上から見ることもできます。
近くで見るととても大きく、迫力満点です!
また、世界各地で核実験の被害を受けた方の証言のパネル展示も見ることができました。
昼食はバイキング形式!おいしいご飯を食べて、会話も弾みました。
午後は学習交流の時間です。
長崎の大学医学部で学んでいる方から、「反核医師の会」の参加報告がありました。
原爆投下でどんな影響があったか、自分の意見も交えてわかりやすく伝えてくださいました!
「核抑止」への疑問が述べられ、はっとさせられる場面もありました。
その後グループごとに展示や報告から感じたこと、考えたことを伝えあい、意見交流をしました。
医学生・看護学生関係なく、活発にディスカッションをしていました。
「平和のために何ができるか」「民医連の職員になる身として何を伝えていけるか」を考え、有意義な時間になりました!
今後も医系学生合同企画を行っていきます。
もし興味がありましたら、ぜひ遠慮なくご連絡ください!