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医療系学生合同企画を行いました! 「ご退院後の患者さん宅訪問」

2017年10月5日

こんにちは、看護学生室です。小豆沢病院では、退院された患者さんで様子が気になる方の訪問(退院後訪問)を行っています。
今回は看護学生7名、医学生1名も参加しました。
まず、ケアマネ-ジャ-より介護保険制度の仕組みやサ-ビス計画立案例などを聞き学習しました。

 

 

その後、訪問する患者さんの情報を共有し、どんな事が気になり何を聞きたいかをグル-プ毎に話し合いました。

そして、4グル-プに分かれて、いざ訪問へ!

 

      
    

 

患者さんやご家族は、訪問した学生やスタッフを
笑顔で迎え入れてくださいました! 話を聞いていくと、緊張もほぐれ・・・
患者さんの生き生きとした表情が印象的でした☆

聞き取ってきた情報を模造紙にまとめ、発表しあいました。

 

 

 

患者さんの生活の場に訪問する事で、医療的な視点だけでなく、家屋環境や家族関係、社会背景など踏み込んだお話も聞くことができました。

 

介護保険サ-ビスや、家族・近所の方の協力を借りながら、不便さや孤独などを感じながらも、住みなれた自宅でその人らしく、いきいきと生活されている姿も知ることができました。

 

最後は、現場スタッフより退院調整時の困難事例や退院後訪問のエピソ-ドを聞き、「自宅に帰りたいと願う患者の思いに応えるため、自宅退院が可能か判断するための家屋調査を行うこともある。退院後訪問を行うことで自分たちの取り組みの評価ができ、今後につなげられる。」など、とても貴重なお話を聞きました。

 

 

終了後には交流会を行い、卒1看護師も合流して、座談会。

国試を控えた卒年の学生から、勉強方法を聞かれたり、職場での様子を話しながら盛り上がりました。

患者さんの生活背景(家族・社会的・経済的など)や病状はそれぞれ異なります。病状だけでなく患者さんを取り巻く背景にも目を向けることの大切さ、地域を支える病院の役割、地域医療の実態をそれぞれの学生さんが学んでくれたことと思います。